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木場は東京都江東区の中央部にあり、1丁目から6丁目まであります。
拠点となる駅は5丁目にあり、東京都中野区と千葉県船橋市を結ぶ東京メトロ東西線が乗り入れています。
エリアの中央を都道319号線、通称「三ツ目通り」が南北に、国道10号線、通称「永代通り」が東西に走行しています。どちらも江東区内の主要な幹線道路で、江戸時代からの歴史を持っています。三ツ目通りはエリアの北側にある竪川に掛けられた三之橋、または隅田川から3つ目の通りであることに由来すると言われています。永代通りは門前仲町駅都の間にある富岡八幡宮の別当寺永代寺にゆかりがあると言われています。
木場とは本来、貯木場、あるいは木材の切り出し場を意味しています。江東区南部には江戸時代初期、木材の集積場が置かれました。当時は隅田川の河口に位置しており、紀州などの大生産地から木材が大量に運ばれました。十万坪とも言われ、広重の錦絵からもその特徴ある様子が知られます。

木場エリアは三つ目通りを挟んで、西側（中央区寄り）の南から北へ1丁目、2丁目、3丁目、東側（江戸川区寄り）の南から北へ6丁目、5丁目、4丁目と並んでいます。
明治時代以降は江東区の臨海地区の埋め立てが進められました。その結果、海が遠ざかったため、第二次大戦後の1969年には南部の新木場に新たな貯木場が建設されました。従来あった貯木場は埋め立てられ、現在は都立公園として整備され、区民の憩いの場所となっています。この公園の一部は4丁目の大部分に当たります。
1丁目には大型スーパーの旗艦店を中心に商業モールや高層のオフィスビルが並んでいます。永代通りに沿っては商店や飲食店が立ち並んで、商業圏を形成しており、多くのサラリーマンやOLが働いています。近年はマンション建設が進み、新しい住民が増えています。
エリアには都立公園の他、旧河川や掘割を利用した緑道公園が整備され、快適な散歩コースが作られています。
三つ目通り沿いには深川消防署と並んで深川警察署があり、エリアの治安の良さに一役買っています。

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